編集長インタビュー
ハナゾノ(山形市)社長 花園 朋一さん
花園 朋一(はなぞの・ともいち) 1953年(昭和28年)山形市七日町生まれ。山形商高から専修大商学部に進み、4年時にはフローリスト専門学校の夜間クラスにも通う。76年に専修大と専門学校を卒業後、生花店大手の花弘(東京)を経て79年に実家の生花店ハナゾノへ。父親で先代社長の克之介氏の急逝に伴い83年、30歳で社長就任。これまでの間、山形生花商組合理事、旭銀座のれん会専務理事なども務めた。フラワー装飾技能士1級の資格を持つ。67歳。
感性を磨いて流行を取り入れ
ニーズに対応すれば道は開ける
――花屋さんで「花園」姓、最高ですね。
ルーツは常陸の国
「茨城県北茨城市に平安時代創建の花園神社というのがあり、周辺には花園姓が何件かあるようです。先祖は代々、花園神社の神主を務めていたと聞いています」
「高祖父の代に戊辰戦争が起こり、官軍の進攻を避けて縁があった山形市平清水に逃れてきて、そのまま土着したと。七日町で花屋を始めたのは祖父で、創業は1916年(大正5年)です」