編集長インタビュー
天童ホテル(天童市)社長 押野 茂さん
押野 茂(おしの・しげる) 1978年(昭和53年)天童ホテル創業家の長男として天童市で生まれる。山形東高から東大農学部獣医学科に進み、東大付属動物医療センターなどで勤務医として働いた後、2009年に東京YMCA国際ホテル専門学校に入学、東京のホテルでの修業を経て13年に天童ホテルへ。15年から社長。ホテル業と「アンジェリーナ」でのブライダル業を指揮するかたわら、天童温泉街に屋台村「と横丁」を整備するプロジェクトの旗振り役も務める。3男の父で、奥さんの幸子さんも獣医師の資格を持つ。41歳
屋台村「と横丁」を起爆剤に
天童温泉に往時のにぎわいを
――ご夫婦で獣医さんの資格をお持ちとか。
東大を出て獣医に
「もともと動物好きで実家ではずっと犬を飼ってました。物心ついた時から『いずれは家業を』という意識はありましたが、親から強制されたことはなく、とりあえずは獣医になろうと。妻は勤務医時代の同僚です」