悲運の提督/「判官びいき」の系譜
「判官びいき」の系譜/最上 義光:第18回
連歌、里村紹巴に師事
武将として大きな成功を収めた義光はまた文にも秀でていた。今回からしばらく文化人としての面を紹介しよう。
入る月の影やとどめし雪の庭(※)
この句は文禄4年(1595年)に義光が詠(よ)んだものである。庭が降り積もった雪で白く輝いている、沈んでしまった月の光がまだ射しているかのようだ、という意味であろう。
武将として大きな成功を収めた義光はまた文にも秀でていた。今回からしばらく文化人としての面を紹介しよう。
入る月の影やとどめし雪の庭(※)
この句は文禄4年(1595年)に義光が詠(よ)んだものである。庭が降り積もった雪で白く輝いている、沈んでしまった月の光がまだ射しているかのようだ、という意味であろう。