編集長インタビュー
シベール 社長 小田切 一哉さん
小田切 一哉(おたぎり・かずや) 1981年(昭和56年)、リネンサプライ業を手がけるアダストサービス(AS、山梨県昭和町)の創業社長・小田切兼一氏の次男として甲府市で生まれる。2004年に山梨学院大学を卒業後、ASの香港現地法人「キングキーン・インターナショナル」入社。07年のASフーズ設立時に帰国、常務就任、10年から社長。4月3日、事業譲渡を受けたシベールの社長に。趣味は「仕事」。37歳。
山形で生まれ育ったシベール、
その伝統を継承するのが使命です
――そもそもASフーズってどんな会社なんですか?
創業12年目のASフーズ
「リネンサプライ業の会社が母体で、シベールと同様、民事再生法を申請した菓子メーカーのスポンサーになり、受け皿会社として発足させたのがASフーズです。初代の社長は名義上、父親でしたが、実質的には当時25歳のボクが仕切ることに。12年前のことです」
「その後、小規模ながら約10件のM&A(合併・買収)を重ね、現在はゼリーや和菓子などの製造で年商21億円、従業員数120人。昨年12月には地域経済を支える存在として国が認定する『地域未来けん引企業』にも選ばれました」