編集長インタビュー
「肴や川合」(山形市) 店主 川合 朋幸さん
川合 朋幸(かわい・ともゆき) 1967年(昭和42年)に明治20年創業の鮮魚商の跡取りとして山形市に生まれる。市立2小、同3中を経て東海大山形高へ。高校時代は野球部に所属、マネージャーとして1985年(昭和60年)の夏の甲子園に出場、清原和博、桑田真澄を擁するPL学園に7-29という記録的大敗を喫した経験も。卒業後は仙台、札幌、静岡などの和食店で修業を積み、27歳の時に鮮魚商から和食料理店「肴や川合」に業態転換していた実家にUターン。現在は店主として人気店を切り盛りしている。49歳。
和食料理店も面白いけど
昔ながらの「魚屋」がやりたい
――何度かお邪魔してますけど、明治創業の魚屋さんがルーツだとは。
記憶に残る祖父母の姿
「もともとは上山市狸森(むじなもり)が発祥で、本格的に魚屋を始めたのは今の山形市上町に移ってからと聞いてます。店の前の道路(県道山形白鷹線)は昔は『狐越街道(きつねごえかいどう)』と呼ばれ、街道沿いはそれは賑わっていたとか。ボクの子ども時代もバスが走ってた記憶があります」