編集長インタビュー
山形駅で弁当売りを半世紀 手塚 忠仁さん
手塚 忠仁(てづか・ただひと) 1939年(昭和14年)米沢市生まれ。上郷中学校(現在の米沢市立第七中学校)卒業後、駅弁の製造・販売を手がける山形市の森弁当部へ。19歳から山形駅構内で駅弁の立ち売りを始め、以来50年以上にわたって現役を続ける「山形駅の名物おじさん」。72歳。
辞めっと楽になるべけんど、
「名物」になっちゃってるからね
――こうしてお話しさせていただくのは初めてですけど、よくお見かけはしてるんですよ。
「長いからねえ」
――いつもの呼び声、ここで聞かせてもらっていいですか?
「(ひと呼吸置いて)え~、べんと~、え~、べんと~」