編集長インタビュー
東北芸術工科大学を愛する会代表 早坂 功さん
早坂 功(はやさか・いさお) 1942年(昭和17年)山形市生まれ。山形東高から東京教育大学(現在の筑波大学)教育学部芸術学科に進み、卒業後、岩手大学で7年間助手、講師を務める。山形大学に移り17年間講師、助教授を務め、92年に開学した東北芸術工科大学の教授に就任。昨年3月に退職するまでプロダクトデザイン教育に携わる。現在は同大名誉教授。69歳。
血税そそいだ芸工大
その財産を守るのが使命――
――東北芸術工科大学と京都造形芸術大学が統合するって計画、唐突ですよね。
唐突な統合計画
「唐突です。芸工大の場合、6月13日の理事会で事務局から初めて議案として提出され、ほとんど議論もされないまま6月16日にマスコミに発表された」
「そして7月21日の理事会で正式決定して8月9日に文部科学省に認可申請です。来年4月1日までに間に合わせるためだと言うが、何をそんなに急ぐ必要があるのでしょうか」