編集長インタビュー
きらやか銀行(山形市) 次期頭取 西塚 英樹さん
西塚 英樹(にしづか・ひでき)1971年(昭和46年)山形市生まれ。山形市立南沼原小、山大附属中、山形東高、山形大人文学部卒業後、95年に殖産銀行(現きらやか銀行)入行。寒河江支店を振り出しに仙台支店、福島支店長、経営企画部長兼経理部長、執行役員広域営業部長などを経て6月に取締役に就任。9月末に頭取に就任予定。52歳。
「地域と活きる」理念は踏襲
意識と行動を変えていきたい
――きらやか銀行、大変な状況ですね。
2期連続の赤字
「当行はこれまで〝本業支援〟を旗印に掲げ、地域の中小企業に寄り添ってきたと自負していますが、様々な環境変化に対して十分な支援ができていなかったのが実情。企業の倒産に備える『貸倒引当金』を大幅に増額した結果、2期連続の赤字を計上せざるを得ませんでした」
「当行は2009年9月に国から200億円の公的資金の注入を受けた経緯があり、9月が期限の返済が困難な状況になってしまった。返済期限は13年後とすることで国と協議中ですが、返済に向けた計画は策定しており、道筋は見えていると考えています」
――公的資金注入には負のイメージも…。