編集長インタビュー
まちなかクラフト実行委員会 代表 小野寺 勇一さん
小野寺 勇一(おのでら・ゆういち)1974年(昭和49年)鶴岡市生まれ。鶴岡工業を卒業後、地元の化学品メーカーを経て運動用マット製造の仲條(東京)の鶴岡工場へ。製造ラインで働くかたわら、35歳の時、重ね合わせた布地に1針ずつ丹念に糸を刺して作る「庄内刺し子」に魅せられ、研鑽を重ねて男性では珍しい刺し子職人に。2015年から全国各地の作家が集まる「まちなかクラフト」を主宰している。50歳。
客と作家をつなぐ場を提供
選りすぐりを見つけて欲しい
――刺し子職人として過去にいろんなメディアで紹介されて。
「でも今回はそっちの話じゃなくて、まちなかクラフトの方でお願いします。今は刺し子の仕事は99%してないし、まちなかクラフトに全精力を注いでいますから」
――そもそも、まちなかクラフトって?
来月2~3日に20回目
「全国から手づくりにこだわるクラフト作家を迎えての作品展示販売イベントです。2015年に鶴岡市のまちなかキネマで細々と開いたのが始まりで、その後に規模を拡大、21年からは山形市のやまぎん県民ホール前広場を会場に年3回のペースで開催してます」
「直近では11月2~3日に20回目を開きます。節目にふさわしく、全国から集まった作家さんは82組と過去最高に。当日は数百円から数万円の作品をズラリと並べ、2日には和楽器バンド『切腹ピストルズ』の演奏も」