男性が好む女性像
男性は、一般的に若く健康な女性を好むとされます。古来、男性が配偶者を得て期待するのは子孫繁栄で、それを実現できると考えられる女性を求めるようです。
人気は20~30歳代
米テキサス大のバス教授が世界37カ所を対象に行った調査によれば、すべての地域で男性は自分より若い女性を配偶者に希望しました。30歳代の男性は約5歳下の女性、50歳代は10~20歳下の女性を求めていました。
これは生物学的に最も妊娠しやすいのが10歳台後半から30歳台前後であることから、女性の妊娠を意識したものと考えられます。
胸と腰のくびれも
また男性は一般に、女性の胸と腰のくびれに魅力を感じるようです。
米ハーバード大の研究チームは、締まった腰で大きな胸の女性は、締まった腰で小さな胸、寸胴で大きな胸、寸胴で小さな胸の女性より女性ホルモンの量が多いことを報告しています。
ウエスト(腰)をヒップで割った「ウエスト/ヒップ率」は0.67~0.80が健康で妊娠しやすく、女性ホルモンの分泌が活発になると比率は小さくなります。比率が大きい女性は糖尿病、高血圧、心臓病に罹患しやすく、10ポイント増加するごとに妊娠率は30%ずつ減少するとされます。
美の基準「黄金比」
男性はとかく美しい女性を求めたがります。美人の基準は人により異なりますが、目の幅と目と目の幅が同じであり、鼻の幅と口の幅の比が5対8であることが理想とされてきました。
5対8はすべてのものが美しく見える比とされ、古代ギリシャの哲学者プラトンは「黄金比」と名づけています。
女性では眉が細く、あごが細めがセクシーとされ、女性ホルモンが関わってきます。
本能に影響され
男性が好む女性のタイプは、より良い遺伝子を残そうとする本能に影響されているようです。
山形徳洲会病院院長
笹川 五十次(ささがわ いそじ)
1982年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業、86年同大学大学院修了後、ハワイ州立大学医学部を経て、04年に山形徳洲会病院副院長、08年から現職。日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医、日本透析医学会認定透析専門医、日本腎臓学会認定腎臓専門医。