悲運の提督/「判官びいき」の系譜
「判官びいき」の系譜/南雲 忠一:第4回
司令長官拝命の理由
真珠湾攻撃を巡る当時から今に続く議論に、水雷(魚雷や機雷)が専門の南雲に第一航空艦隊の司令長官はふさわしかったのかというのがあるが、念のために言えば、南雲本人は自身の人事には関わりようがない。
人事は海軍大臣と連合艦隊司令長官が相談して決める。つまり、山本五十六司令長官の意を体した人事だったのである。
真珠湾攻撃を巡る当時から今に続く議論に、水雷(魚雷や機雷)が専門の南雲に第一航空艦隊の司令長官はふさわしかったのかというのがあるが、念のために言えば、南雲本人は自身の人事には関わりようがない。
人事は海軍大臣と連合艦隊司令長官が相談して決める。つまり、山本五十六司令長官の意を体した人事だったのである。