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編集長インタビュー

県教育次長兼世界遺産推進監 渡部 泰山 氏

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渡部 泰山(わたなべ・たいざん)1950年(昭和25年)生まれ、新庄市出身。新庄北高から立正大に進み、卒業後、山形県立高校の社会科の教員に。新庄北高教頭、新庄南校長などを経て2007年、県教育庁教育次長兼世界遺産推進監に就任。08年4月から現職。この間、柳田國男、宮沢賢治を読む会に参画し、自らも多くの研究論文・著作を発表。また地元新庄で劇団「東北幻野」を旗揚げし、主宰者、座付き作家、演出家として活躍中。58歳。

県教育次長兼世界遺産推進監 渡部 泰山 氏

最上川を世界遺産に!
  広げたい県民運動

——「最上川の文化的景観」の世界遺産登録を目指して、事実上の最高司令官ですね。

暫定リスト入り目指す

 「文化庁が9月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する暫定リストに掲載されるかどうかが当面の焦点です。現在32件が名乗りをあげており、最上川は4つに分かれたワーキンググループのうち第4グループの『時代を超えて、人と自然との関わりを中心とする遺産』として他の9件と競い合っています」
 「ライバル? 京都府の天橋立を筆頭に9件すべてです。どの自治体も必死だから楽観なんてとてもできない。毎日が雲をつかむような闘いに挑んでいる感じです」

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