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編集長インタビュー

東北芸術工科大学 名誉教授 日原 もとこ氏

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日原もとこ(ひはら・もとこ)広島市生まれ。女子美術大学卒業後、61年に通産省(現在の経済産業省)へ。工業技術院産業工芸試験所技官、製品科学研究所主任研究官を経て92年に東北芸工大教授に就任。専門は環境色彩学。2005年から現職。このほか風土・色彩文化研究所を主宰、県建築サポートセンター社長、県景観審議会委員なども務める。

東北芸術工科大学 名誉教授 日原 もとこ氏

後世に残したい  山形の風土・色彩——

山形でも「騒色」傾向

——環境色彩学の観点から山形、どうですか?

 「よそ行きの『ハレ』と日常の『ケ』という区別があるでしょ。全国的にもそうなんですが、ハレへの偏重が進んでいると思います。その色は自ずと派手系で、目立つことを狙った原色、対比色になる」 
 「もっと品格があって、魅力のある訴求の仕方があるはずなのにね。日本、ましてここ山形は古来、ケの抑制色こそが基本色だったはず。ハレ偏重の色彩は『騒音』と同様、『騒色』になります」

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