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増税前のこれあれ

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 4月1日の消費増税まであとわずか。私の周りでも駆け込み的に電気製品や宝飾品を買ったり、スーパーでは日持ちするものをまとめ買いするといった人が増えているみたい。増税を巡るあれこれ、いろんなところで取材してみました。

増税前のこれあれ

注文住宅は受注一服

 税率が5%から8%にアップすることで最も影響を受けそうなのが高額品。その代表はマイホームですが、住宅メーカーは注文が舞い込んでウハウハと思いきや、逆にみなさん暗い表情です。
 その理由を聞いて納得。注文住宅は契約日ではなく引き渡し日で課税されるため、いま注文しても完成するのは4月以降。それを見越してお客さんは昨年中に注文を済ませていて、いまはその反動で注文は下火なんですって。

リフォームも一段落 

 住宅リフォームも3月中に完成が見込めない大型工事は注文が少ないとか。それでも1~2日で終わる簡単な工事は駆け込み注文がまだ見込めるという話を聞きました。

自動車は前年比大幅増

 自動車は絶好調。自動車も課税されるのは納車前の登録日ですが、各ディーラーが3月中に登録できる新車を売りまくっているんですって。昨年後半から2月まで昨年を二ケタも上回る伸びで、中でも軽自動車の売れ行きが好調なことが分かりました。

食料品、消耗品も好調

 このほか大型冷蔵庫や高画質テレビ、宝飾品や着物といった高額商品は軒並み消費が盛り上がっているようです。
 食料品や身の回りの品も駆け込み需要一色。イオンモール天童が突貫工事で3月中の開店に間に合わせたように、小売り業界は増税前をビジネスチャンスとみているようで、消費喚起を狙ったセールも目立っています。
 実際、スーパーの店頭でお客さんに聞いてみても「トイレットペーパーをまとめ買いした」「食用油を多めに買った」などといった声が多かったのは事実でした。

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 総じて消費は盛り上がっているようですが、3月31日までと4月1日からで微妙な対応を迫られる業界もあります。

増税前のこれあれ

コンビニの対応は?

 その代表が24時間営業のコンビニエンスストア。調べてみると大手コンビニでは統一ルールを決めていて、レジのバーコードが最初の商品を読み取った時刻を基準とし、その時刻が4月1日の午前0時前なら2つ目の商品の読みとり時刻が日付をまたいでも消費税は5%のままということが判明しました。

外食は統一ルールなし

 ただ深夜営業の外食には統一ルールはないみたい。4月1日の午前0時を期して8%にするところもあれば、午前0時を過ぎても閉店時間までは5%というところもあるようです。

自販機もまちまち

 自動販売機もまちまちのようです。タバコは午前0時を過ぎるとすべて8%になるようですが、飲料の自販機は機種の入れ替えに時間がかかるそうで、当面は値上げした自販機と値上げしない自販機が混在します。

高速道路の場合

 山形は車社会。高速道路を使う場合、車が入口を通過して高速道路に入った日付が3月31日なら現在の料金、4月1日に高速道路に入った場合は新たな料金になるそうです。

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