内科あれこれ
睡眠薬について
内科医の場合、睡眠薬を処方する機会があります。今回は睡眠薬について反省の念を込めて私見を述べたいと思います。
かつての主流の問題点
かつて睡眠薬といえばベンゾジアゼピン系が一般的でした。麻酔薬などとは違い呼吸中枢には作用しないので、飲みすぎて呼吸が止まってしまうことはまずありません。
ただ私が医師になった昭和60年ごろは作用時間が長いものばかりで、翌日も眠気が残ることが多く、なるべく使わないようにしていました。