山形コミュニティ新聞WEB版

あなたの目 健康ですか?

疲れ目対策

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 いよいよ師走本番。年末年始は何かとあわただしく、身体はもちろんのこと、目も疲れがちになります。

対策は休める・温める

 疲れ目の原因は様々ですが、注意してほしいのが「目の使い過ぎによる疲れ目」「眼鏡・コンタクトの過矯正による疲れ目」「ドライアイによる疲れ目」です。

 目の使い過ぎは、多くはパソコンやスマホに起因します。目にとって近くを見る時が一番負担が大きくなります。

 このためパソコンの画面などは30分以上凝視せず、30分したらちょっと遠くをみて目を休ませましょう。疲れた時には目を温めることも効果があります。

過矯正で体調不良にも

 眼鏡・コンタクトの過矯正は、度数が必要以上に強くなっている場合を指します。近くを見る時間が長いと目のピント合わせ筋が緊張し、矯正時の検査で近視の度数が強く出てしまいます。
そのため雲霧など緊張をとる操作をしたうえで眼鏡・コンタクトの度を決めないと過矯正になってしまいます。

 過矯正は疲れ目の原因になるだけでなく、自律神経にも負担がかかり、体調不良の原因となることもあるので注意してください。

冬に多いドライアイ

 ドライアイも疲れの原因となります。ドライアイは涙の安定性が低下するために乾きの症状だけでなく、見え方の質を低下させることで疲れを生じさせます。乾燥した冬場はなおさら症状が強くなります。

 ドライアイを防ぐには、部屋を加湿し、点眼を心がけましょう。目を温めることも有効です。

眼科医に相談を

 セルフケアだけでは目の疲れがとれない場合はかかりつけの眼科医に相談しましょう。

金井たかはし眼科 院長

高橋 義徳(たかはし よしのり)

1990年山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。

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