あなたの目 健康ですか?
花粉症初期療法
間もなく花粉が飛来する時期になりました。毎年花粉症に悩まされている方は、早めの花粉症対策をお忘れなく。山形の場合はバレンタインの前後が目安ですよ。
飛散開始、例年より早く
ウェザーニュースによが、山形を含む東北南部は例年並みと見込まれるものの、西日本は過去10年で最多とのことです。
山形ではいつも通りの対策が必要で、西日本に用事がある場合は特に十分な対策をして行った方がよさそうです。
初期療法のメリット
早めの対策といえば花粉症初期療法です。毎年ご紹介していますが、初期療法は花粉飛散予想日の2週前、または症状が少しでも現れた時点で抗アレルギー点眼薬の投与を開始する治療です。
初期療法のメリットは花粉飛散期の症状を軽く抑えることができるほか、症状発現の期間も短くできることです。
またコンタクトを使っている人は、症状を早めに抑えることでコンタクトを休まずに過ごせるメリットが期待できます。
快適に乗り切るために
マスクやうがい、洗顔などによるセルフケアも重要ですが、花粉症初期療法を取り入れることでより快適に花粉症シーズンを乗り切ることが可能になります。
点眼が苦手な方には、まぶたに夜1回塗るだけのクリームタイプの治療薬もあります。
専門医に相談を
毎年、花粉症に悩まされる方は早めに専門医に相談しましょう。
金井たかはし眼科 院長
高橋 義徳(たかはし よしのり)
1990年山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。