編集長インタビュー
たちばなや(鶴岡市) 専務 佐藤 鉄平さん
佐藤 鉄平(さとう・てっぺい)1980年(昭和55年)あつみ温泉の老舗旅館「たちばなや」の創業家長男として旧温海町(現鶴岡市)に生まれる。鶴岡南高から新潟大人文学部に進み、卒業後、東京YMCA国際ホテル専門学校を経て帝国ホテルへ。1年間修業を積み2006年に帰郷、専務としてたちばなや入社、現在に至る。43歳。
開湯1200年のあつみ温泉 今が旬の寒鱈、脂が乗ってます!
――あつみ温泉も由緒ある温泉で。
文人墨客も訪れた名湯
「開湯はおよそ1200年前、傷を癒す一羽の鶴から歴史が始まったと言い伝えられています。湯治場として栄えたのは江戸時代以降で、庄内に入部した酒井忠勝公が湯役所を置いたことが契機になりました」
「温海川沿いにある温泉街は情緒たっぷりで、四季の移ろいが感じられるのが魅力。松尾芭蕉、与謝野晶子、横光利一など古くから文人墨客も訪れ、詩歌や小説にも数多く登場します」
――そんなあつみ温泉を代表する「たちばなや」の来歴などから。