編集長インタビュー
蔵王ファクトリー(山形市)社長 木村 雅英さん
木村 雅英(きむら・まさひで) 1949年(昭和24年)大阪市生まれ。近畿大学(東大阪市)農学部を卒業後、72年に食品製造・卸の加藤産業(兵庫県西宮市)入社。一貫して開発・製造畑を歩み、90年に子会社で果実缶詰の製造を手掛ける和歌山産業(東根市)に常務として転籍、96年社長就任。2016年に退任するまでの間、同社の売上高を9億円から45億円まで飛躍的に拡大させた。退任直後に実質1人で蔵王ファクトリーを立ち上げ、「山形育ち」をキャッチフレーズに県産食材を使ったゼリー、ジャム、ジュースの販路拡大に奔走している。70歳。
無縁だった山形で社長業20年
残る人生、起業で恩返しを
――前半生はコテコテの大阪人なんですね。
「そうそう。かれこれ30年も山形にいてるけど、言葉だけは直されへんかったなあ(笑)」