編集長インタビュー
マルタク(宮城県気仙沼市) 社長 黒澤 宏一さん
黒澤 宏一(くろさわ・こういち)1972年(昭和47年)宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高から関東学園大(群馬県太田市)経済学部経営学科に進み、卒業後に群馬ゼロックス(群馬県高崎市、現・富士フイルムビジネスイノベーションジャパン群馬支社)へ。決まった得意先を対象にしたルートセールスではなく、新規顧客開拓で入社3カ月にして関東No.1の成績をあげる。7年半後に郷里に戻り、実家で富士通系の通信機器・OA機器などを扱うマルタク入社。専務時代の2017年から小型無人機ドローンの操縦を学ぶ「東北ドローンスクール」の展開を始める。23年6月から社長。51歳。
卒業生にもビジネスチャンスを 「農薬散布」受託を始めました
――前職は凄腕の営業マンだったそうで。
新規顧客開拓で実績
「ルートセールスはやらないというのが入社の条件でしたから」
――それは会社が?
「私が。新規顧客の開拓が向いていると思ったので。赤や紫のワイシャツを着て、頭も茶髪で周囲の顰蹙(ひんしゅく)を買ってましたけど、営業成績はダントツでした」
――いるよね、仕事はできるけど派手で、同僚や直属の上司からは疎(うと)まれるけど、年寄りの役員からは可愛がられるヤツ(苦笑)
「まさにそういうタイプでした。ハハハ」