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野草園(山形市)に春の訪れ
ミズバショウ ザゼンソウ 今が見ごろ
4月1日に今年の営業がスタートした山形市神尾の市野草園。園内には大雪の影響で今も一部に雪が残るものの、ミズバショウやザゼンソウが水辺から顔を出し、咲き誇るオオヤマザクラとも相まって春の到来を告げている。
同園によると、今シーズンは雪解けが遅れ、全体的に咲き始めは例年より1~2週間ほど遅れ気味という。それでもカタクリ、キタコブシなどはほぼ満開。湿原に自生するミズバショウとザゼンソウも今が見ごろを迎えている。
純白の杓子状の花頭巾に囲まれたミズバショウと、紫黒色の大きな頭巾で覆われたザゼンソウが混生しているのは全国的にも珍しく、2つの色のコントラストが楽しめるのは同園ならでは。
家族3人で仙台市から来たという西岡友香さん(33)は「ミズバショウが群生して咲いているのを初めて見ました。周囲の山々や桜の眺めがまた綺麗で癒されました」とニッコリ。
入園料は一般300円、高校生以下無料。問い合わせは同園023-634-4120。