山形コミュニティ新聞WEB版

編集長インタビュー

やまがたファーム 代表理事 丹野 雅彦さん

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丹野 雅彦(たんの・まさひこ) 1956年(昭和31年)山形市生まれ。上山農業高(現在の上山明新館高)卒業後、コメ・野菜・果実を栽培する大郷地区の実家で就農。2005年に仲間の農家8人と「農事組合法人やまがたファーム」を設立、地区の休耕田や転作田での耕作を請け負う傍ら、08年には産直施設「おおさとひろびろ直売所」を開設するなど、これからの農業の可能性を探る活動を続けている。59歳。

荒廃田の増加に歯止め
 地域の転作を担う組織に

――農業で先進的な取り組みをされているとか。

農地借りてコメづくり

 「実家はもとはコメが主力だったんだけど、就農して2年後から減反が強化になった。それでハウス栽培の野菜を増やしていったんだね。野菜は大郷地区(おおさとちく)の15人ほどで作る漬物用の中長ナス『蔵王サファイア』がヒットして、しばらくはコメとナスの2本柱だった」
 「転機になったのは35歳の時に仲間3人と共同でライスセンターをつくったこと。ライスセンターっていうのは刈り取った稲の乾燥、調整(もみすり、選別)、出荷を行う施設のことで、これができてから耕作を頼まれるようになった」

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