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編集長インタビュー

手打水車生そば 五代目 矢萩 長兵衛さん

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矢萩 長兵衛(やはぎ・ちょうべえ) 1947年(昭和22年)天童市生まれ。村山農業高校卒業後、江戸時代末期の文久元年(1861年)創業の天童市の老舗そば店「水車生そば」の5代目当主に。約30年前、そばの材料をベースにした独自のラーメン「鳥中華」を考案、鳥中華は今では山形のご当地ラーメンとして全国から注目を浴びる。天童市麺類食堂組合組合長、山形県麺類飲食生活衛生同業組合理事長も務める。66歳。

鳥中華はそば屋のラーメン
 全国に広めたい山形の食文化――

――水車そばの鳥中華、ボクも大好きです。

まかない食だった鳥中華

 「最初はまかない食みたいな感じで出してたのよ、メニューにも載せてなくて。客に連れられてホステスさんやら芸者さんやらが店にくっけども、中にはそばが苦手だって人も結構いるったな。そんな人のために出しったっけのよ」
 「そばの材料使えば、ほら、ロスも少ないべした。スープはそばつゆをちょこっと工夫して、具には鳥そば用の鳥もも肉。それに刻みノリ、天ぷらを揚げた後の天かすなんかを載せて。つまり中華料理屋のラーメンじゃなく、あくまでそば屋のラーメンったな」

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