特集
お墓のこと、考えませんか?お盆特集2024
間もなく「お盆」がやってきます。お盆は故人や先祖様が家に帰ってくることのできる年に1回の行事です。また家族や親族が集まる絶好の機会。この機にお墓や供養のことを話し合ってみませんか?
墓じまい
チラシや店頭の看板などで「墓じまい」という言葉を目にしたことはありませんか?
「墓じまい」とは、お墓を解体し、撤去した後に別の方法で供養することです。
かつてはお墓は代々受け継がれていくものでしたが、少子化や地方の過疎化などが進む昨今、遠方のお墓を管理できない、子や子孫に負担をかけたくないなどの思いから、墓じまいをする人が増えるのを後押ししているといえます。
現在のお墓を墓じまいした後、遺骨は他の墓地に移送したり永代供養墓地に改葬したりするのが一般的です。
お墓を建てない供養
一般的にお墓はお墓の権利を取得し、その土地を「永代使用(えいたいしよう)」するものでしたが、現在は核家族化や少子化が進み、お墓を持たなくても霊園や寺院が半永久的に供養してくれる「永代供養(えいたいくよう)」が注目されてきています。
永代供養のための専用のお墓や納骨堂を整備するお寺も多く、施設や条件はお寺によって異なりますが、最初は個人やご夫婦単位で遺骨(骨壺)を保管してもらい、一定期間(33回忌などが一般的なようです)安置したら「永代供養墓」に合祀されるというケースなど。
また、永代供養の場合、土地代も墓石代もかからずにコストを抑えられるというメリットも、人気を集める理由の1つ。
さらに、墓石ではなく、樹木や草花を墓標とした「樹木葬」も永代供養の一種です。