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米沢市上杉博物館 特別展「上杉氏と国絵図の世界」/幕府の狙い・時代背景に迫る

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米沢市上杉博物館で特別展「上杉氏と国絵図の世界」が開かれている。

国絵図とは江戸時代、国内の地理情勢を把握するために幕府が4度にわたって諸藩に作成を命じた地図のこと。同時に提出させた土地台帳である「郷帳」とともに、将軍を頂点とする全国支配を明示する貴重な資料として、また幕府と諸藩の主従関係を示す手がかりとして重要な要素を含んでいるとされる。
 特別展では、米沢藩が作成した国絵図およびその関連資料に注目し、その時々の幕府の意図や時代背景に迫る。また地名の表記や色使いなど、現在の地図とは異なるこの時代ならではの表現や世界観にも触れることができるという。


 前期は10月1日まで、後期は10月7日から11月5日まで。後期には国宝「上杉本洛中洛外図屏風」の原本展示も。10月7日と21日は担当学芸員によるギャラリートーク、10月14日には東京大史料編纂所の杉本史子教授による講演会を開催。


 一般700円、高大生450円、小中学生300円。問い合わせは0238-26-8001。

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