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山寺芭蕉記念館 8月28日まで妖怪展/文化に与えた影響に迫る

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 記録的な酷暑は一段落したものの、まだまだ蒸し暑い山形の夏。こんな時は背筋がゾクッと寒くなるような体験をしてみては?

 山形市の山寺芭蕉記念館で開催されているのが企画展「妖怪探訪―〝もののけ〟の不思議な世界―」。江戸時代から妖怪が文学や絵画などにどう描かれ、日本文化にどんな影響を与えてきたかに迫っている。
 展示しているのは鬼、天狗(てんぐ)、河童(かっぱ)など様々な妖怪の絵や造形作品など約50点。見どころは漫画家の水木しげるさんが参考にしたという江戸時代の浮世絵師・鳥山石燕(とりやま せきえん)の妖怪図鑑「今昔百鬼拾遺(こんじゃくひゃっきしゅうい)」やグロテスクな人魚を精緻に描いた葛飾北斎の「北斎漫画」、与謝蕪村の「妖怪絵巻(複製)」など盛りだくさん。
 関連イベントとして8月5日16時30分から洋画家の安井敏也氏による講演「閻魔(えんま)大王の前でどうする!? 死後の裁判講座」と作家の黒木あるじ氏による講演「山形もののけ夜話」を開催。
 8月28日まで。大人400円、高校生以下無料。問い合わせは023-695-2221。

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