山形コミュニティ新聞WEB版

編集長インタビュー

ヴォーチェ(山形市)代表 佐藤 奈々子さん

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佐藤 奈々子(さとう・ななこ)1976年(昭和51年)山形市生まれ。山形北高から山形歯科専門学校に進み、歯科衛生士の資格を取得し市内の歯科医院へ。30歳で老人向けデイサービス施設に転じた後、2010年にリハビリを必要とする50~60代の支援を目的に合同会社「ヴォーチェ」を設立、自宅マンションでデイサービス事業を始める。4年目から医療的ケア児の支援サービスに乗り出し、現在は吉原と松原、南陽市の3カ所で「まなびのへやバンビーナ」を展開中。48歳。

ハンデのあるすべての人に
  明るい未来と生きる喜びを

――医療的ケア児って?

増える医療的ケア児

 「病気や事故による障害などで、人工呼吸器や胃に管を通して栄養を送る『経管栄養』などの介助が日常的に必要な子どものことをいいます。10年前に比べ全国では1.4倍増の約2万人、県内でも2倍増の約160人いると報告されてます」

 「増えているのは、医療の進歩で重い病気でも救えるようになったから。ただ、せっかく救えたかけがえのない命を地域で育てる環境が整っていないのが現状で」

――そうなんだ。

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