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循環器病の周知・予防に向け/県、分かりやすい漫画を作成

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 県は、死亡や介護の主な原因になっている心臓病、脳卒中などの循環器病について県民に幅広く知ってもらおうと、予防と発症時の対処法などを分かりやすく説明した漫画を作成した。

 「循環器病対策普及啓発漫画」はA5版カラー印刷。大人版と小学4~6年生向けの子ども版があり、発行部数はそれぞれ10万部、2万部。
 県健康福祉部によれば、県民の死亡原因は(1)がん(2)心臓病(3)老衰(4)脳血管疾患――の順で、循環器病が24.9%を占める。国民の介護が必要になった原因も循環器病が最多になる。
 漫画ではこうした実態の周知を図るとともに、予防のための食生活のポイントや運動の大切さ、発症時の胸骨圧迫の手順や自動体外式除細動器(AED)の使用法などを盛り込んだ。 
 各市町村や総合支庁、県庁窓口で設置、配布しており、子ども版は県内全小学校に配布した。
 県では「自分や家族のために循環器病についての知識を深めてもらい、予防と万が一発症した際の対処法に役立ててほしい」と話している。

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