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村山市 新1年生に軽量リュック/身体、家計の負担軽減へ
村山市は今年度から、小学校に入学する児童にランドセルの代わりになる軽量リュックを無償で配布する事業を始めた。代替ランドセルの無償配布は県内初の取り組み。
リュックはアウトドア用品大手のモンベル(大阪市)が開発した「わんパック」。ランドセルの場合、重さは1.2キロ前後で、価格は5万円以上が相場。これに対し、ナイロン製のわんパックは重さ930グラム、価格は1万5000円ほど。
「重さや価格を考慮し、児童と保護者の負担軽減につながれば」(志布隆夫市長)と市が300万円の予算を計上、一括購入して市内8校の新1年生128人全員に無償配布することにしたという。
色はネイビー、ワインレッド、ブラウンの3種が選べる。もちろんランドセルでの登校も可能。
楯岡小で3日に行われた贈呈式では、志布市長が入学予定児童の代表3人にわんパックを手渡した。丹一晴(いちはる)くん(6)は「嬉しい。ランドセルよりこっちの方が良かった」とニッコリ。
市では来年度以降も無償配布を継続する予定。