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南陽の菊まつり 来月6日まで後期開催中
「光る君へ」テーマに艶やかに
日本で最も古い歴史と伝統を誇る南陽市の「南陽の菊まつり」の後期が、舞台を前期の熊野大社から市中央花公園に移して16日から開催されている。現代アートを意識した前期に対し、後期は菊人形など伝統的な作品を紹介しているのが見どころ。
南陽の菊づくりの歴史は17世紀初期の上杉藩時代にさかのぼり、初めて菊人形が飾られたのは大正元年(1912年)。その流れを継承しているのが南陽の菊まつりで、今年で112回を迎える。
後期の目玉でもある菊人形の今年のテーマはNHK大河ドラマ「光る君へ」。紫式部をはじめ藤原道長、舞姫など6体が鮮やかな菊の衣装に身を包み、見る人を平安時代の雅(みやび)な世界へといざなっている。
品評会用の菊花は約560点が並ぶ。まだ咲き始めの状態だが、間もなく見ごろを迎えるとか。
来月6日まで。入場無料。期間中はワークショップ広場(26日)、「MUM FES」(27日)など多彩な催しも。問い合わせは0238-40-2002。