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愛和建設(山形市)リノベ事業に本格参入
若手社員の感性活かし
建設会社の愛和建設(山形市、横山隆太社長)は、20代の若手社員4人を起用したリノベーション事業「Re knot(リ ノット)」を立ち上げた。長年培ってきた建築技法に若い感性を取り入れ、増加するリノベ需要に対応していく。
事業名には「再び(Re)」「結ぶ(knot)」の意を込めた。起用した若手は高橋樹さん(26)、蜂谷要さん(同)小野秋良さん(25)、細谷虹陽さん(23)で、それぞれ営業、工務、設計、管理の4部門から抜擢した。
同社は1944年(昭和19年)創業の老舗。低価格・高品質の軽量鉄骨を用いた技法で新築の分野では高いシェアを誇るが、ここ数年は建材価格の上昇などでリノベ需要が増えており、新事業として本格的に取り組んでいくことにしたという。
横山社長は「20代若手社員の登用で若い感性を事業に活かすと同時に、社内人事の活性化にもつながれば」と期待している。
リノットでは今後、一戸建てや集合住宅にとどまらず、店舗や公共施設のリノベにも対応していくという。