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米沢市上杉博物館 特別展「上杉家の御殿」
城、藩邸、伯爵邸に迫る

米沢市上杉博物館で、江戸時代に米沢藩主だった上杉家が暮らした米沢城と江戸の藩邸、近代の上杉家の邸宅(上杉伯爵邸)を紹介する特別展「上杉家の御殿~城・藩邸・伯爵邸」が開かれている。
江戸時代、米沢城の本丸御殿は上杉家当主の生活と儀礼の場で、藩政の中枢としても機能した。江戸には3つの藩邸があり、それぞれ独自の役割があったという。
特別展では国宝「上杉家文書」や当時の大判の絵図類などを読み解きながら、御殿の空間構成と部屋ごとの機能、上杉家の暮らしぶりや儀礼、家臣団の職制や仕事などを掘り下げていく。また9代藩主・鷹山がいつ、どんな場所でどのような生涯を送ったかにも迫る。
同館の西隣にある国登録有形文化財の上杉伯爵邸は大正14年の再建から今年で100年。これを記念して同邸の特徴と見どころなども紹介し、同邸内でもパネル展示などを実施する。
前期は5月18日まで、後期は5月24日~6月22日。6月8日には「上杉伯爵邸の魅力と見どころ」と題した講演会も。