編集長インタビュー
山響 創立名誉指揮者 村川 千秋 氏
村川 千秋(むらかわ・ちあき) 1933年(昭和8年)村山市生まれ。山形南高から東京芸術大学音楽学部器楽科に進み、卒業後に同大学音楽学部作曲科に入学、作曲を池内友次郎氏に師事。卒業後の63年に渡米、指揮者としての研鑽を積んで66年帰国、東京交響楽団の客員指揮者としてデビュー。以後、東響のほか札幌交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団などを指揮する。71年に帰郷、翌72年に東北初のプロオーケストラ・山形交響楽団を設立し正指揮者に就任。01年から現職。77歳。
東京と山形の文化の差
音楽で埋めたかった——
「ベートーベンの『第5』を生のオーケストラの演奏で聴かれたこと、ありますか?」
——「第5」ってどういうやつでしたっけ?
「例のダ・ダ・ダ・ダーンってやつ」
——ないんです。