編集長インタビュー
山形交響楽団音楽監督 飯森 範親 氏
飯森 範親(いいもり・のりちか) 1963年(昭和38年)鎌倉市生まれ。桐朋学園大卒後、独ミュンヘンに留学しバイエルン国立歌劇場などで腕を磨く。2004年から山形交響楽団常任指揮者(07年から音楽監督)を務めるほか、東京交響楽団正指揮者、独ヴュルテンベルクフィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者を兼任するなど内外で活躍中。今年夏、日本最少の交響楽団・山響が飯森氏のもとで劇的に変貌していく様を描いた「マエストロ、それはムリですよ…」が上梓されベストセラーに。46歳。
音楽家はサービス業
聴衆あってこそ存在——
——都会派の飯森さんと山響って、なんかミスマッチのような(苦笑)
地域に根ざした山響
「山響との関わりは1998年の定期演奏会に客演指揮者として招かれたのが最初。当時、東京での山響の評判は『?』でしたが、指揮をとってみるとクオリティの高さに驚きました」