編集長インタビュー
山形ガス社長 高橋 正次 氏
高橋 正次(たかはし・しょうじ) 1933年(昭和8年)秋田県象潟町(現在のにかほ市)生まれ。酒田東高から明治大学商学部に進み、卒業後の56年に山形銀行入行。業務企画部長、取締役酒田支店長、常勤監査役などを経て2002年から現職。75歳。
熱量変更事業
創業以来の大仕事——
——やまコミと山形ガスさんは目と鼻の先で、外から御社の様子を伺ってると最近、社員数がやたらに増えてません?
3月から大プロジェクト
「それはですな、3月から熱量変更事業をやっておるからです。私どもは山形市中心部の2万3000件に都市ガスを供給しておるわけですが、従来の原料は液化石油ガス。これを11月までにすべて天然ガスに切り替えようという事業なわけです」
「天然ガスに原料が変わると供給する都市ガスのカロリーが高くなり、各家庭ではこれに合ったガス器具が必要になりますが、部品交換だけで対応できるケースもあります。それを1件ごとに戸別訪問して点検しておるわけで、1件当たり10万円のコストがかかる。当社の場合は10万円×2万3000件です」