税金の基礎知識
税金の基礎知識/(07)「103万の壁」とは
今話題の「103万の壁」とは、所得税がかからない年収のボーダーラインです。
所得税を算出する際、税負担を調整してくれる「控除」という制度がありますが、会社勤めの方なら誰でも受けられる「基礎控除」48万円と「給与所得控除」の最低額55万円を足した金額が103万円になるから。
つまり年収103万から48万円と55万円を引くと所得が0となり、所得税がかからないということです。
現在、この103万を123万まで引き上げる税制改正が検討されていて、来年の2025年からは基礎控除が58万、給与所得控除が65万に引き上げられる見込みです。
一方、所得税がかからない年収の家族を扶養する方の所得税には「扶養控除」が適用されます。
現在、一般の扶養親族については38万の所得控除ですが、19歳~22歳の扶養親族については63万の所得控除になる優遇があります。
なお、子育て支援の一環で、10月から児童手当が高校生まで拡充されたことで、高校生の扶養控除の縮小案が出されていましたが、先送りにされたようです。
今後も税制改正の動きに注目です。
鈴木僚税理士事務所 税理士
鈴木 僚(すずき りょう)
1988年(昭和63年)山形市生まれ。2018年に税理士資格取得。趣味はドライブ。